アトピー性皮膚炎について~概念、病因~

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎は日常診療で頻繁に遭遇する疾患の1つです。

増悪と軽快を繰り返すそう痒のある湿疹を主病変とする疾患です。

軽症から重症まで様々な症状の方がいらっしゃいます。悪化すると二次感染を起こしたり、カポジ水痘様発疹症を起こすこともあります。

アトピー性皮膚炎は,増悪と軽快を繰り返す瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり,慢性皮膚疾患ということを念頭においておくことが大切です。

アトピー性皮膚炎の病因

アトピー性皮膚炎の原因はまだ明らかではありませんが、皮膚のバリア機能が低下する体質や、アレルギーを起こしやすいアトピー素因が原因のひとつとして考えられています。アトピー性皮膚炎の病態は、アトピー素因(体質)とバリア機能の脆弱性等に起因する皮膚を含む臓器の過敏を背景に,様々な病因が複合的に関わる事がアトピー性皮膚炎の病態形成に関与する(日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎のガイドライン2021参照)。とあります。

痒みや湿疹がおこる原因は複雑であり、さまざまな炎症性サイトカインという物質が関与しています。治療経験豊富な専門家の元で、症状に合った治療を継続して行うことが大切です。

一緒に治療を継続していける皮膚科医や病院を探すことが重要です。

新薬が次々に登場し、患者さん自身も新たな治療の選択肢を選べる時代になりました。

ガイドラインに沿った、患者さんの症状に最適な治療を提案させていただきます。

アトピー性皮膚炎でお困りの方は是非当院皮膚科でご相談下さい。

魚住総合クリニック 皮膚科

参考文献 日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎ガイドライン2021
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/ADGL2021.pdf