シミ治療

良性のシミに対する治療

【シミの種類】

・肝斑（かんぱん）

・老人性色素斑

・両側性太田母斑様色素斑（ADM）

・雀卵斑（そばかす）

まずは専門医による色素斑の鑑別を行うことが必要です。
いずれのシミも紫外線が悪化因子であるので遮光（日焼け止めクリーム外用、ファンデーションによる物理的防御、衣類による防御、紫外線量の多い時間帯の外出を避けるなど）に努めることが悪化を防ぐのに重要です。

当院における治療（保険適応外）

美白剤の内服や外用は、レーザー治療に比べて即効性には劣りますが、ダウンタイムのない治療法であり、美白剤の作用機序を知って活用することが最大のポイントです。

※1　シナール（ビタミンC配合錠）
アスコルビン酸（ビタミンC）にパントテン酸カルシウムを配合した内服薬です。またパントテン酸はビタミンB5のことであり、アスコルビン酸の働きを高める作用があるとされています。抗酸化作用により、シミの生成を防ぎ、コラーゲンの生成を促したり、皮脂分泌をコントロールすることで毛穴にも効果が期待できます。
副作用：稀に胃の不快感・吐き気・下痢などの消化器症状が現れる場合があります。

※2　ハイチオール（L-システイン）
主成分であるL-システインには、ストレスや紫外線などで生じた活性酸素を除去する抗酸化作用があります。L-システインは増えすぎた活性酸素を除去し、肌荒れ・ニキビなどの肌トラブルなどを改善します。
副作用：ハイチオールの副作用として、頻度は稀ですが悪心や下痢、口渇、軽度の腹痛などが報告されています。

※3　トランサミン（トラネキサム酸）
皮膚のシミ（肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着）改善します。アレルギー症状や炎症を和らげます。
副作用：まれに吐気、食欲不振が起こることがあります。動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、高コレステロール血症の方は内服できません。

ケミカルピーリング

グリコール酸をお肌に塗布し、皮膚の一番外側の古い角質を除去し、皮膚の生まれ変わりを促進します。肌の表面に古い角質が残っていると、毛穴の汚れ、くすみ、ざらつき、ニキビなどの原因となります。角質層の下層にある基底層にも働きかけることで線維芽細胞に刺激を与え、コラーゲンやエラスチンといった肌弾性物質を産生を促し。ハリ感を改善するといわれています。ニキビだけでなく回数を重ねることで肌のハリや美白などに絶大な美容効果が期待できます。ピーリングのあとにビタミンCのパックをすることで美容液成分が肌に浸透しやすくなります。グリコール酸ピーリングは、受けた直後でもお化粧することが可能です。

所要時間は15分程度です。当院では洗面台のついた個室で処置するため、ベビーカーごと処置室に入れます。小さなお子様連れの患者様もお気軽にご相談ください。
※ケミカルピーリングは医師が処置致します。

治療について

所要時間は洗顔等をあわせて15分～30分になります。顔だけでなく、背中のピーリングも行っております。治療直後は、一時的に赤みがでることがあります。2～3週間に1回のペースで、5回～6回程度治療するのが効果的です。

治療は4Fの処置室で行います。セルニューの商品もご自由にお試しいただけます。
洗面台も付いている個室ですので、ベビーカーやお子様もご一緒に室内に入っていただけます。
処置の時間は数分です。

治療の流れ

※グリコール酸ピーリングの施術後は、肌が敏感な状態なので十分な保湿を心がけてください。
必ず日焼け止めを使用して肌を紫外線から守りましょう。お化粧をしてご帰宅可能です。

男性型脱毛症(androgenetic alopecia:AGA) ・女性型脱毛症(female pattern hair loss:FPHL)

男性型脱毛症

青年男性の約半数に生じると言われています。
血中を巡っている弱い男性ホルモンであるテストステロンは毛乳頭細胞に到達しその細胞に存在する5α還元酵素により、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
このDHTが毛根周辺のアンドロゲンレセプターと結合し、毛周期の「成長期（通常数年、長く・太い成長期の毛髪が存在するために必要な期間）」の毛髪に作用することで、成長期の期間を約数か月から1年という期間に短縮してしまいます。
成長期の期間が短縮すると、相対的に「退行期」、「休止期」の細く短くミニチュア化した毛髪が増加する様になり、この変化が続けば主に前頭部の額の後退や頭頂部の毛髪の密度低下を引き起こします。この男性ホルモンDHTによる毛周期の乱れが、男性型脱毛症の原因です。

女性型脱毛症

女性のびまん性脱毛症の分類

１.女性型脱毛症(Female pattern hair loss:FPHL)

男性ホルモンに影響されて生じます。主に頭頂部に軟毛化がみられます。

２．休止期脱毛（TE）

毛周期中で毛の成長が止まる休止期（正常では頭髪の約１０％）の割合が増加し、薄毛になっている状態です。
ⅰ急性休止期脱毛
精神的ストレス、高熱、外科手術、栄養不良などが生じた直後から数カ月後に、成長期が急激に休止期に移行します。易脱毛性です。
ⅱ慢性びまん性休止期脱毛
６ヶ月以上かけて進行します。頭部全域に脱毛が及びます。甲状腺機能異常、糖尿病、慢性腎不全などが原因になることがあり早期に原因を発見し治療が必要になります。
ⅲ慢性休止期脱毛
中年女性において、6ヶ月以上続き、軟毛化を伴わない、両側頭部にも疎毛がみられる原因不明の脱毛です。

３．加齢変化

前頭部に及ぶ頭髪密度低下と細毛化、休止期毛の割合が高まります。

治療について

フィナステリド内服療法（保険外診療）

フィナステリド内服薬は5α還元酵素Ⅱ型のみを阻害します。精子への影響ですが、精子数は変化がなかったとされていますが、不妊治療をおこなっている男性の場合は内服を中止することで精子数が増加したというデータもあります。女性には使用することはできません。

副作用（リスク）

勃起機能不全、射精障害、精液量減、肝機能障害などがあります。

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未承認医薬品等

フィナステリドはAGAの治療薬として厚生労働省に承認されていますが、AGA治療は保険適用が認められおらず自由診療となります。

入手経路等

当院では医師の判断の元、日本国内の医薬品卸業者正規代理店を通してフィナステリドを購入しております。
安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し、医師の処方により正しく服用するようにしてください。

国内の承認医薬品等の有無

フィナステリドはAGAの治療薬として厚生労働省に承認されています。

諸外国における安全性等に係る情報

諸外国で重篤な安全性等に係る報告はありません。
厚生労働省　プロペシア（PROPECIA）（男性型脱毛症用薬）に関する注意喚起について
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1a.html

ミノキシジル外用療法・ミノキシジル内服療法（保険外診療）

ミノキシジル内服療法は男性型および女性型脱毛診断ガイドライン2017年版では推奨度D行うべきではないとされています。
国内承認薬ではないこともあり、副作用として胸痛、呼吸困難、重大な心血管系障害が生じるとされています。ミノキシジル外用療法の臨床試験では循環器系の副作用が認められなかったこと、女性型脱毛ではミノキシジル外用と内服にはっきりした差がないことが示されており、国内未承認薬の内服はリスクが高いように思えます。

おすすめのホームケア

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Scienceシリーズ］のシャンプーやローションを販売しています。
100％天然由来成分でできており、年齢に伴う薄毛や、抗がん剤治療後の脱毛、出産後の脱毛にもおすすめしています。

脂肪溶解注射カベルライン（カベリン）

他製品とKABELLINEの比較

施術について

美容点滴

患者さんの症状や身体の状態に合わせて必要な有効成分を直接静脈内に投与する治療です。二日酔い点滴、疲労回復点滴（にんにく注射）、マルチビタミン点滴を取り揃えています。
※血管穿刺部の疼痛、まれにアレルギー反応等が生じる可能性があります。

イボ治療

高周波による電気焼灼

当院での治療例

治療直後は、擦り傷のようになり、赤みがあります。いずれも１週間程度で平らになり、皮が張っていきます。
最初は赤みがありますが、徐々に肌に馴染んできます。数にもよりますが、おおよそ15分ほどで終わります。

施術名：高周波による角化症電気焼灼 / 金額：1ヶ所3㎜　3,000円（税別）/ 回数：1回

【リスク・合併症】
・軟膏を外用する：約7日間軟膏を外用します。
・赤み、色素沈着、凹み、瘢痕：約1～2ヶ月程度赤みが出ますが徐々に肌色になっていきます。
・洗顔、シャワーは当日から可（患部は濡れても問題ありません）

料金

※別途初診料、再診料がかかります。