最近、国内で麻しん(はしか)の患者報告が増加しており、厚生労働省も注意喚起を行っています。
麻しんは「子どもの病気」というイメージを持たれがちですが、大人も感染する可能性があり、重症化することもある感染症です。
今回は麻しんについて、知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

麻しん(はしか)とは?
麻しんは、麻しんウイルスによって起こる感染症です。
非常に感染力が強いことが特徴で、
- 空気感染
- 飛沫感染
- 接触感染
のいずれでも感染します。
感染力は新型コロナウイルスやインフルエンザよりも強いとされ、免疫を持たない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。
どんな症状が出る?
感染してから約10~12日後に発症します。
初期には
✅ 発熱
✅ 咳
✅ 鼻水
✅ 目の充血
✅ 倦怠感
など風邪のような症状が現れます。
その後、一度熱が少し下がったあとに
- 39℃以上の高熱
- 全身に広がる赤い発疹
が出現するのが特徴です。
重症化することもあります
麻しんは「ただの発疹の病気」ではありません。
合併症として
- 肺炎
- 中耳炎
- 脳炎
などを起こすことがあり、特に
- 乳幼児
- 妊婦さん
- 免疫力が低下している方
では重症化するリスクがあります。
麻しんを疑ったら、直接受診しないでください
発熱と発疹があり麻しんが疑われる場合は、
いきなり医療機関へ行くのは避けましょう。
まずは
📞 医療機関へ電話
をして、
- 麻しんの可能性があること
- 症状
を伝えてください。
受診時は可能な限り公共交通機関の利用を避けることも大切です。
一番大切なのはワクチンです
麻しんを予防する最も有効な方法は
MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)を2回接種することです。
次の方は接種歴を確認しましょう。
- 1歳のお子さん
- 小学校入学前のお子さん
- 接種歴が分からない方
- 2回接種していない可能性がある方
- 海外渡航予定のある方
特に現在の流行では10~40代の感染も多く報告されており、自分のワクチン接種歴を確認することが勧められています。
海外から帰国された方は、帰国後2週間程度は健康状態に注意が必要です。

江東区では2026年7月1日から成人の麻しん対策が始まります
現在の麻しん流行を受けて、江東区では2026年7月1日から成人を対象とした「麻しん抗体検査」と「MR(麻しん・風しん混合)ワクチン予防接種」の費用助成事業が開始されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
内科からのお知らせ成人の麻しん抗体検査・MRワクチン予防接種
【江東区】(成人対象)麻しん抗体検査・麻しん予防接種費用を全額助成(任意)について
対象となる方は、抗体検査やワクチン接種を自己負担なく受けられる場合があります。
特に
- 麻しんにかかったことがない
- ワクチンを2回接種したか分からない
- 母子手帳が手元にない
- 海外渡航を予定している
- 医療・保育・教育など多くの人と接する職業の方
は、一度ご自身の接種歴を確認することをおすすめします。
当院でもご相談いただけます!
魚住総合クリニックでは、麻しんに関するご相談や、ワクチン接種歴の確認についてご相談いただけます。
発熱や発疹など麻しんが疑われる症状がある場合は、院内での感染拡大を防ぐため、直接来院せず、必ず事前にお電話ください。*対応できない場合がございます。
地域の皆さまが安心して生活できるよう、感染予防にも取り組んでまいります。
【ご予約・お問い合わせ】
麻しん抗体検査・MRワクチン接種をご希望の方は、お電話または受付にてお問い合わせください。
【参照】
【江東区】(成人対象)麻しん抗体検査・麻しん予防接種費用を全額助成(任意)について