肩や腕の痛み・しびれがあると、「五十肩」だと考えがちですが、実はその原因が頸椎症である場合も少なくありません。頸椎症は、首の骨(頸椎)の変形や神経圧迫により発症し、放置すると症状が進行する可能性があります。ここでは、頸椎症の原因、症状、診断方法、治療法について詳しく解説します。
1. 頸椎症とは?【頸椎症 原因・症状】
頸椎症は主に加齢による頸椎の変化や、長時間のスマホ・パソコン作業などによる負担が原因で起こります。以下の症状にご注意ください。
主な症状
- 肩、首、腕の痛みやしびれ
肩だけでなく、首や腕全体に広がる痛みが特徴です。 - 長時間同じ姿勢での悪化
パソコンやスマホの長時間使用で症状が強まることがあります。 - 手の力が入りにくい
神経圧迫により、指先のしびれや握力低下が見られる場合も。
これらの症状は、見た目では五十肩と似ているため、正確な診断が非常に大切です。
2. 五十肩との見分け方
五十肩と頸椎症は症状が重なる部分もありますが、以下のセルフチェックリストで見分ける手助けになるかもしれません。五十肩に関してはくわしくはこちら
セルフチェックリスト
- 肩を動かしても痛みの変化が乏しい(痛みが変わらない)
- 首を前後左右に動かすと肩や腕の痛み・しびれが増す
- じっとしていてもと痛みが軽くならない
- 指先のしびれや、手の力が入りにくい
上記にのいずれも一つでも当てはまれば、頸椎症の可能性が高いです。五十肩も同様に、長く放置せずに早めの整形外科受診をおすすめします。
3. 治療法の違い
症状に応じた治療法は異なります。以下に、五十肩と頸椎症それぞれの治療方法を比較してみましょう。
五十肩の治療
- リハビリ・ストレッチ
肩の可動域を広げるエクササイズで改善を促します。 - 痛み止めの薬や注射治療
痛みの緩和を図り、日常生活をサポートします。 - 自然回復を促す治療
多くの場合、時間の経過とともに症状は改善します。
頸椎症の治療
- 首や肩のストレッチ、姿勢改善、物理療法
日常の姿勢を見直したり物理療法を行うことで、神経の症状を軽減します。 - 薬物治療
痛みやしびれの症状を和らげるために行われます。 - 手術治療の検討
薬物治療などで改善がなく、神経の圧迫が強い場合は背骨の専門医による手術が必要となるケースもあります。
頸椎症は早期治療で症状の進行を防ぎ、快適な生活への回復を目指すことができます。
4. 当院での診断と治療【整形外科 頸椎症治療】
当院では、最新の診断機器(X線、MRIなど)を用いて、頸椎症の早期発見と正確な診断を実施しています。患者さま一人ひとりの症状に合わせた治療プランを提案し、以下のようなサポートを行っています。
当院の頸椎症治療プログラム
- 詳細な診察と画像診断
症状の原因を正確に把握します。 - 個別対応のリハビリ・運動療法
専門スタッフがサポートし、機能回復を促進します。 - 痛みを和らげる薬物治療
早期の症状改善を図ります。 - 重症例には専門医による手術相談
高度な治療が必要な場合も、患者様の状況に応じた大学病院をはじめとした最適な病院との連携を図っておりますので安心してご相談いただけます。
首や肩の違和感、痛み、しびれがある場合は、ぜひ当院にご相談ください。正確な診断と最適な治療で、あなたの健康な日常生活をサポートいたします。
5. まとめ【肩の痛み・頸椎症の見極め】
肩や腕の痛み、しびれが1〜2週間継続する場合、長期間放置せず、整形外科で正確な診断を受けることが大切です。適切な治療を受けることで、快適な日常生活を取り戻しましょう。
肩や首の違和感・痛み・しびれが気になる方は、まずはお気軽に当院へご相談ください。整形外科専門医による診察により、あなたの健康を全力でサポートいたします。
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