「最近、階段の上り下りがつらい…」「歩き始めに膝が痛む…」そんな症状はありませんか?
膝の痛みは中高年の方に多く見られますが、放置すると悪化し、歩行困難や生活の質の低下につながる可能性があります。特に、日本人の多くが悩む膝の痛みは、早期の対策が鍵となります。
今回は、膝の痛みの原因と、症状を悪化させないための対策について解説します。
膝の痛みの主な原因
- 変形性膝関節症
- 加齢とともに膝の軟骨がすり減り、炎症や変形が起こる病気です。初期段階では軽い痛みや違和感ですが、進行すると膝が腫れたり、歩行が困難になることも。
日本整形外科学会より引用
- 加齢とともに膝の軟骨がすり減り、炎症や変形が起こる病気です。初期段階では軽い痛みや違和感ですが、進行すると膝が腫れたり、歩行が困難になることも。
- 筋力低下による膝への負担増
- 太ももの筋力(特に大腿四頭筋)が弱くなると、膝関節に過剰な負担がかかり、痛みが生じます。運動不足が一因となることも。
- 肥満による影響
- 体重が増えると、それだけ膝への負担も増します。例えば、体重が1kg増えると膝には3〜5倍の負荷がかかるとも言われています。(J.J. Hills et al., “Biomechanics of knee joint during walking”より)
- 姿勢や歩き方のクセ
- O脚やX脚、片足重心の立ち方など、長年の姿勢のクセが膝の負担につながることがあります。
- 骨粗鬆症との関連
- 骨が弱くなると、膝関節にも影響が出ることがあります。骨粗鬆症が進行すると、骨折しやすくなり、膝の痛みや変形が悪化することもあります。
膝の痛みを悪化させないための対策
- 適度な運動で筋力をつける
- 太ももの筋肉を鍛えることで膝の負担を軽減できます。
- おすすめの運動:
- 椅子に座ったままの膝伸ばし運動(大腿四頭筋の強化)
- ウォーキングや水中運動(関節への負担を軽減しつつ筋力アップ)
- 椅子に座ったままの膝伸ばし運動(大腿四頭筋の強化)
- 体重管理を意識する
- 適正体重を維持することで、膝関節への負担を軽減できます。
- バランスの良い食事と適度な運動を習慣化しましょう。
- 関節に優しい歩行サポートを活用
- サポーターやインソールを使うと、膝への負担を軽減できます。
- 杖を使うことで膝の負担を分散し、痛みを和らげることも可能です。
- 温熱療法・ストレッチを取り入れる
- お風呂や温湿布で膝を温めることで、血行を促進し痛みを和らげることができます。
- 簡単なストレッチを行い、膝周りの柔軟性を保ちましょう。
- 骨密度チェックと栄養管理
- 骨粗鬆症のリスクがある方は、早めに骨密度をチェックしましょう。
- カルシウム・ビタミンD・タンパク質を積極的に摂取することで、骨と筋肉を強化できます。
まとめ
膝の痛みは、「まだ大丈夫」と放置すると、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。早めの対策と適切なケアで、痛みを和らげ、快適な生活を維持しましょう!
当院では、膝の痛みの診断・治療はもちろん、骨密度検査やリハビリのサポートも行っています。
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「膝の痛みが気になる」「骨粗鬆症も心配」という方は、お気軽に当院へご相談ください。WEB予約はこちら