なぜ腰痛が起こるのか?骨粗鬆症との関係と日常生活でできる予防法
さらに骨粗鬆症が隠れているケースも少なくありません。ここでは整形外科専門医が、腰痛と骨粗鬆症の関係を解説し、日常生活でできる予防法を紹介します。
腰痛と骨粗鬆症の関係
-
椎体骨折による腰痛
骨粗鬆症が進行すると、背骨(椎骨)が圧迫骨折を起こすことがあります。慢性的な腰痛や、腰が曲がってしまうなど姿勢の変化に注意が必要です。
-
骨密度低下が無症状で進行
骨粗鬆症は「静かな病気」とも呼ばれ、骨折するまで自覚症状が出ないことがあります。腰痛が現れたら骨粗鬆症の可能性も視野に入れましょう。
日常生活でできる予防法
-
姿勢を意識する
正しい姿勢を保つことで腰椎への負担を軽減します。椅子に深く腰掛け、足を床につけましょう。
-
適度な運動を取り入れる
ウォーキングや体幹トレーニングは腰痛予防と骨密度維持に有効です。日光に当たることも骨密度維持には重要です。
-
栄養バランスの良い食事
カルシウム・ビタミンDを多く含む食品(牛乳・小魚・きのこ等)を摂り、日光浴で合成を促進します。
-
定期的な骨密度チェック
50歳以上や閉経後の女性は少なくとも年1回の骨密度検査を推奨します。
-
リラックス習慣を持つ
ストレスを溜めない生活は、腰痛と体全体の健康維持に繋がります。
よくあるご質問(FAQ)
- Q. 腰痛は骨粗鬆症が原因かどうか自分で判断できますか?
- A. 自覚症状が全くなく進行する場合もあり、整形外科で骨密度検査を受けることをおすすめします。
- Q. 骨密度検査は痛いですか?
- A. 当院の機器は腕を入れるだけで30秒ほどで終了し、痛みはありません。
- Q. どのくらいの頻度で検査すれば良いですか?
- A. 50歳以上や閉経後の女性は年1回が目安ですが、医師の指示に従ってください。
まとめ
腰痛の背景に骨粗鬆症が潜んでいる場合があります。腰痛や骨粗鬆症が気になる方は、ぜひ当院で骨密度測定をご利用ください。

ご相談・ご予約
魚住総合クリニック〒135-0034 東京都江東区永代2-34-10(門前仲町駅 徒歩4分)
電話:03-3643-0015
診療時間:平日9:00~13:00/15:00~19:00、土曜9:00~14:00