なぜ腰痛が起こるのか?骨粗鬆症との関係と日常生活でできる予防法

腰痛と骨粗鬆症

なぜ腰痛が起こるのか?骨粗鬆症との関係と日常生活でできる予防法

腰痛は多くの日本人が経験する身近な健康問題です。デスクワークや家事で同じ姿勢が続くと腰への負担が増えます。
さらに骨粗鬆症が隠れているケースも少なくありません。ここでは整形外科専門医が、腰痛と骨粗鬆症の関係を解説し、日常生活でできる予防法を紹介します。

腰痛と骨粗鬆症の関係

  1. 椎体骨折による腰痛

    骨粗鬆症が進行すると、背骨(椎骨)が圧迫骨折を起こすことがあります。慢性的な腰痛や、腰が曲がってしまうなど姿勢の変化に注意が必要です。

  2. 骨密度低下が無症状で進行

    骨粗鬆症は「静かな病気」とも呼ばれ、骨折するまで自覚症状が出ないことがあります。腰痛が現れたら骨粗鬆症の可能性も視野に入れましょう。


日常生活でできる予防法

  1. 姿勢を意識する

    正しい姿勢を保つことで腰椎への負担を軽減します。椅子に深く腰掛け、足を床につけましょう。姿勢を意識する男性

  2. 適度な運動を取り入れる

    ウォーキングや体幹トレーニングは腰痛予防と骨密度維持に有効です。日光に当たることも骨密度維持には重要です。

  3. 栄養バランスの良い食事

    カルシウム・ビタミンDを多く含む食品(牛乳・小魚・きのこ等)を摂り、日光浴で合成を促進します。

  4. 定期的な骨密度チェック

    50歳以上や閉経後の女性は少なくとも年1回の骨密度検査を推奨します。

  5. リラックス習慣を持つ

    ストレスを溜めない生活は、腰痛と体全体の健康維持に繋がります。


よくあるご質問(FAQ)

Q. 腰痛は骨粗鬆症が原因かどうか自分で判断できますか?
A. 自覚症状が全くなく進行する場合もあり、整形外科で骨密度検査を受けることをおすすめします。
Q. 骨密度検査は痛いですか?
A. 当院の機器は腕を入れるだけで30秒ほどで終了し、痛みはありません。
Q. どのくらいの頻度で検査すれば良いですか?
A. 50歳以上や閉経後の女性は年1回が目安ですが、医師の指示に従ってください。


まとめ

腰痛の背景に骨粗鬆症が潜んでいる場合があります。腰痛や骨粗鬆症が気になる方は、ぜひ当院で骨密度測定をご利用ください。

骨密度測定装置の写真
(富士フイルム公式サイト)

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